「ポルトガルはさすがに車イスでは無理ですよね。」

 
「ポルトガルはさすがに車イスでは無理ですよね。」
 
「足の悪い私たちでも楽しめるのでしょうか」
 

ポルトガルを車イスで旅したいと考えていても、バリアフリー旅行に関する情報はほとんどなく、

 
 
移動はどうするの?
ホテルはバリアフリールームあるの?
多目的トイレは?
トラムには乗れるの?
レストランや教会のバリアフリーは?
 
 
など、
たくさんのクエスチョン???
 
で、一歩を踏み出せないと思います。
 
 
ここからは、あくまでも私の私見です。
全く、役に立たないかも知れませんし、
 
なるほど!
 
と思って頂けたなら嬉しいです。
 
 
☆情報よりも考え方が大切
 
ここでお伝えしたいのは、トイレがありますよ、とか段差がありますよ、と言う「バリアフリー情報」ではなく、旅するにあたっての「考え方」です。
 
考え方と言うのは、現地のバリアフリーが云々よりも、あなたが旅をどう考えるか。が大事だということです。
 
 
現状を知り、あとは旅人として、ポルトガルとどう向き合うかです。
 
 
【現状その1】
車イスユーザーの観光客は大勢来ている。
 
リスボンやポルト、ギマランイスの三都市を巡り、あちこちで車イスを使う観光客を見かけました。
 
大勢来ている。これがまずは現状です。
 
正直に言うと、スイスに比べると見かけた数は5分の1くらいですから、あふれかえるほどではありません。
 
それでも、ヨーロッパ各国から、観光客として、車イスユーザーが来ている事実は強いです。
 
 
【現状その2】慣れている
 
大勢来ていると言うことは、受け入れ側が慣れている。つまり、特別扱いされるでもなく、ごく普通に歓迎してくれます。レストランもお土産屋さんも。
 
この点、ポルトガルはストレスフリーです。かの国日本よりも遥かにストレスがありません。
 
小さな食堂に飛び込んでも、必ず陽気に歓迎されます。
 
【現状その3】法律が整備されている
 
ポルトガルのバリアフリーに関する法律はかなり厳格です。整備が義務づけられています。地下鉄やホテルなども。
 

 

 

 

 

ただし古い建築や旧市街は法律のしばりから除外されています。石畳は、バリアフリーにしなくて良いのです。
 
つまり、普通の観光客と同じ動線で旅をしようとすると行き詰まります。
 
市内散策の際、どのように回るか、現地の起伏と道路状況を知っている人と歩かないと疲弊します。
 
 
【現状その4】坂と石畳は半端ない
 
石畳は車イスの大敵です。
 
元気な車イスアスリートの方でも、自走は困難を極めます。また、介助する方も、よほどの経験値がないと石畳の車イスサポートは困難です。
 
散策の途中の動線に、この石畳を何百メートル歩く、みたいなルートを作ると大変なことになります。

 

 
石畳対策はただ一つ。
 
観光や移動には、タクシーやメトロ、ウーバーなどのライドシェアなどを活用して、短距離でも必ず交通機関を上手に活用することに尽きます。
 
300メートルくらいだから、頑張ろうなどと思わないこと。
 
そして、それ以前の問題として、歩き回るような観光の仕方をしないことです。
 
例えばリスボンなら、ホテルからタクシーでバイシャ地区まで行き、疲れない範囲で散策したら、またタクシーを利用して発見のモニュメントまで行く。
 
歩く距離を最短にしましょう。
 
 
坂道対策には鉄則があります。
 
必ず街の高いところまでタクシーなどで行き、下りながら散策をする。
 
リスボンには7つの丘がありますから、まずは丘の上へ。下り坂も急なところがありますから、注意は必要ですが、登りながらの観光は自滅してしまいます。
 
それでも、私はお足元の悪い方にもポルトガルを楽しんで欲しいと願います。
 
ポルトガルのバリアフリー情報、少しずつまとめてお伝えして参ります。
 
一歩踏み出せないと、諦めかけている方と、
いつか、ご一緒出来る日を心待ちにしています。
 
 
2018.5.9.
リスボンにて