第2回【私がスイスを好きな理由】

〈第2回 ユングフラウとグリンデルワルトの街〉

マッターホルンの麓にあるツェルマットは、山に囲まれた小さな村だとするなら、ユングフラウ地方は、”アルプスの少女ハイジ”で、私たちが子供の頃に見た、スイスの牧歌的な風景がそのまま広がる場所。インターラーケンを起点にユングフラウへの登山電車が出発します。その途中にある標高1031mの街、グリンデルワルトが、今回の旅のベースキャンプ(宿泊場所)になります。

★ グリンデルワルトの街 ★

夏になると大勢の観光客で、一日中賑わう駅には、改札口などはなく、とても開放的です。登山電車を乗り換える客、駅からハイキングのためにバスに乗り換える客などでごった返します。

グリンデルワルトの街並み

 

 

 

 

 

 

 

駅を出るとホテル、レストラン、カフェ、銀行、スーパー、そしてたくさんの土産物店が立ち並ぶメインストリートがあり、お店を覗きながら散策するなどして楽しみます。中でも、私のイチオシはスーパーマーケットのCOOP!世界中、どこへ行ってもスーパーは楽しいですね。私がCOOPで必ず買うもの。まずは「水」。スイスは物価が高いので、うっかり駅のキオスクなどで水を買うと
500ccが1本5フラン(600円!)くらいします。それが、COOPだと2リットルで2フランくらい。これなら日本と同じくらいの価格です。次にくだもの。ばら売りをしています。ラズベリーやイチゴなどがお勧めですが、トマト1個、リンゴ1個など、気軽に買うこともできます。お菓子もたくさん売っていますので、小腹が減った時のおやつにお勧めしています。そして、スイスのお土産も、是非、COOPで揃えましょう。数が必要な、いわゆる「義理土産」は、到着早々に買ってしまうのが賢明です。お土産のことが気になると、心から旅が楽しめなくなります。義理系や家族から頼まれたお土産ものは早めに買って、ご自身のおみやげをじっくり探しましょう。そうそう、チョコレートもCOOPなどのスーパーが安いです。私のお勧めは「ホットチョコレート」。いわゆるココアですが、スティックタイプのものが売られています。このブログも、スイスで購入したホットチョコレートを飲みながら書いています。

スーパーCOOP!

 

 

 

 

 

 

 

話しがお土産にそれてしまいました。グリンデルワルトに話しをもどします。この街の魅力は、街を歩いている間、ずっとアイガーをすぐ近くに眺められること。ユングフラウ3山は、アイガー、メンヒ、ユングフラウですが、向かって一番左にあるアイガーの麓にグリンデルワルトがあるからです。

雄大なユングフラウ

 

 

 

 

 

 

そして今回、私たちは、お部屋は無理をいって「アイガーが見える」側の部屋を4部屋だけ確保して頂くことができました。ご高齢の方やお足元が悪いお客様も、お部屋からアイガーを眺めているだけで幸せな気分になれると思います。また、お部屋には日本人は欠かせないバスタブがついています。バリアフリールームはありませんが、館内にエレベーターはございます。

 

Park Hotel Schoenegg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ ユングフラウ ★

私たちが「ユングフラウへ観光に行く」というのは、ユングフラウ鉄道に乗って、スフィンクス展望台へ向かうことを言います。標高1031mのグリンデルワルドからクライネシャイデックで登山電車を乗り換えて、標高3573mにある、ユングフラウ山頂駅へ。ここまで僅か2時間ほど。クライネシャイデックを出た登山電車は、ほどなくアイガーの山腹に掘られたトンネルに入ります。

日本でいうと富士山に長いトンネルを掘り、山頂に駅と展望台を作るようなもの。スイス人のその発想に驚かされますが、1912年に全線開通したというからさらに驚きです。今年で開業105年です!信じられますか?105年前は、日本は明治45年、明治天皇が崩御されて大正が始まった年です。
その頃、スイスでは観光立国としての一歩を踏み出していたとは。自然破壊ではないかという人もいますが、今の富士山の現状をみると、どちらが自然を破壊しているのかと疑問に思うことがあります。富士山に登山された方ならご存知だと思いますが、心無い登山者によるペットボトルやゴミの廃棄、トイレの問題・・・。ユングフラウでは、山頂駅にも水洗トイレがあたり前のように完備されています。そして、私たちベルテンポにとっては、お足元が悪い方や車イスを使われる方でも標高3500mの地にご案内できるというのは、本当に嬉しいことです。素晴らしい眺望です。是非、全身でその景色と空気を体感して頂きたいです。ユングフラウ鉄道も、スフィンクス展望台も、バリアフリー設計です。スフィンクス展望台からは、お天気が良ければアイガー、メンヒ、ユングフラウの
3山が間近にご覧頂くことができます。遥か彼方にはグリンデルワルトの街もみることができます。
ただ、さすがに標高3500mとなると空気が薄いので走ったりはなさらないようにして下さいね。

スフィンクス展望台

 

 

 

 

 

 

 

高山病を防ぐのにいちばん良いのが高度純化。高さに慣れることです。グリンデルワルトですでに1031mありますから、ここに滞在するだけで高度に慣れます。あとは睡眠を充分に取ること、水分をきちんと補給することです。これまで、あまり経験はありませんが、もしも頭痛などがした場合は、すぐに山を下りることで高山病は解消しますのでご安心下さい。スイスを熟知する添乗員が、徐々に高度に慣れるようご案内しますので、過度に心配されなくても大丈夫です。それでも、山の山頂へ行くことに不安のある方は、「私は麓の街でゆっくりのんびりしています」というのもありです。連泊をしているからこそ、できることであり、これがベルテンポ流です。誰にも迷惑はかけませんので、ご自身の身体や体調と相談をして、その日の過ごし方を決めて下さい。

急勾配を登る登山電車

 

 

 

 

 

 

 

 

次回は、スイスの鉄道についてご案内します。お楽しみに。