障害者のための旅は作りたくないのです。【アメリカ・グランドサークルツアー】
ベルテンポは障害者のための旅行会社ではありません。
障害者向けの旅行を作っているのでもありません。
旅を作るとき、障害に着目してしまうと本質から
外れてしまいます。
車イスを使う人の為の、とか
杖でも行ける旅、とか
そこをスタートラインにしてしまうと
リフトバスを使っている、休憩場所に多目的トイレがある、
介護者がいて、お風呂にも入れます。
みたいなことが、旅の売りになってしまいます。
そして、これらの旅には、いわゆる健常者の方は
絶対に参加しません。
別にリフトはいらないし、お風呂にも自分で入れるし、
この旅に申し込む動機はなにもありません。
私達が考える旅の在り方は、
人生、一度は見てみたい風景
世界の車窓からみたいな、旅
屋台やバルで地元の人に混ざって飲む
そんな旅に、年齢や障害、立場、職業、関係なく参加するチャンスがある気兼ねなく当たり前のように旅ができる、そんなイメージ。
ちょっと固い言葉を使うと「機会均等」です。
障害を理由に断られるのも論外ですが、
障害を理由に、障害者ばかりが集まったツアーに参加するしか「選択肢」がないのは嫌なのです。
ベルテンポの旅は、お客様にとって、選択肢のひとつですから、他の旅行会社さんにも良い旅はたくさんあります。
その中で「どれにしようかなあ、迷うなあ」という状況を障害のある、なしに関わらず、作りたいのです。
これから先、ベルテンポの中でも多様なニーズに応えられるような選択肢を少しで増やして行きたいと考えています。
その選択肢の幅を、ちょっとだけ広げるのが、「チャレンジ」な旅です。
11月17日からのアメリカ・グランドサークルの旅には、ワイルドな要素がいくつも盛り込まれています。かなりチャレンジな旅になります。でも、障害の有無に関わらず広く、ご参加を募っております。
簡単なご案内しかしていないにも関わらず、すでに4名の方から手があがりました。
お二人は、世間一般でいうところの「健常者」お勤めの方で、おふたりともひとり参加です。
もうお二人はご病気などで歩行が不自由、杖を使うなどして生活をされているおひとり参加の女性です。
年齢もお住まいも、お体のご様子も違う、4名のおひとり参加の方が、この旅を一期一会のご縁として、寝食を共にする。
これが、まさにベルテンポが望んでいた姿です。
団体ツアーではありませんので、あと4名様で一旦、受付を止めます。
現地の対応が可能であれば、さらにあと2名程度はお受けできるかも知れませんが、ぜひ、よろしければご検討ください。
今回も日通旅行様のご高配と協力で、旅を作りあげて参ります。
参加される方の顔ぶれが固まって来ましたら、詳細を詰めて参ります。
楽しみにお待ちください。
★詳細はこちらから
グランドサークルの絶景と国立公園内のロッジに泊まる旅